「釜山駅」からも各駅停車に乗って「ソウル駅」まで行きたかったが、数年前から普通列車がなくなっています。
そこで今は、一番普通列車に近い停車駅の多い「ムグンファ号」に乗車。
今韓国の鉄道の幹線で走っている列車は、すでに日本での新幹線クラスの「KTX」(通常のKTXとKTX山川)が主流、そして2年前からそれよりも早い「SRT」も走ってます。
その他は「セマウル号」と「ムグンファ号」のみ。
但し大都市では、地下鉄と近郊通勤電車が併用して走っています。
事前に「コレイル4日間フレックスパス」をNETで購入していたので、期日内のどの日でも4日間韓国の鉄道が乗り放題(但しSRTは乗車出来ません)。
なので、「KTX」でも「ムグンファ号」でも「釜山駅」~「ソウル駅」間の料金は同じ。
「コレイルパス」のチケット(NETからの購入だったので、pdfをプリントしたもの)を持っていても、チケット売り場でそれを見せてから希望の列車を言ってチケットを発券して貰う。
一番早いSRTで2時間30分で着いてしまうが、「ムグンファ号」は9時30分に釜山を出てソウルに15時08分着、6時間近くかかるが初日の乗り継ぎの11時間よりは絶対にラクチン。
「ムグンファ号」の隣には、最新の「SRT」が停車しています。
日本と違って在来線と同じ駅のプラットフォームを使用、線路も在来線と一部高架線を使っているだけで日本の新幹線と同じ速度の列車が走っている。
この点は日本のJRも見習う必要があるのでは。
「ムグンファ号」は日本の旧特急と同じ車両、なのでシートもゆったりとしていて6時間乗車しても全く疲れない。
釜山から出発した時には、かなりガラガラでわざわざ「ムグンファ号」に乘って6時間かけてソウルに行く方はいないが、ただ今は普通列車が走っていないので、途中から乗って2,3区間乗車してくる人がひっきりなし、あっという間に満席になり又暫くするとガラガラそして又満席の繰り返しでソウルまで。
韓国のローカルの方を観察するには、「ムグンファ号」に乗車するのが一番。
携帯の電話がかかってもボリュームが大きく、様々な着信音、おまけに話をする声がでかい。
列車の中でもおかまえなしに電話に夢中の人が多い。
もちろんちゃんとトイレもあるし、飲み物の自動販売機もありました。
途中の太田(デジョン)駅。
ソウル駅は、「仁川空港」から空港線で来た時に利用したが、在来線のプラットホームに到着するのは初めて。
東京から3日間かけて、飛行機を使わず列車とフェリーだけで、各駅停車だけでとは最終的にならなかったが、快速を含めた普通列車、集中豪雨の影響で山陽本線の一部が不通になっており、三原~徳山間は新幹線「こだま」を使い、下関~釜山は関釜フェリー、釜山~ソウルは一番停車駅が多い、「ムグンファ号」を利用して時間にすると60時間。
飛行機であれば東京~ソウル、2時間30分で行けますが、あえて3日間60時間をかけた旅。
金額も青春18キップ2日分、フェリー代は半額、宿泊代、韓国に入ってからの運賃、今回一部新幹線も使ったので片道2万円ぐらいになったかなというかんじ。
飛行機で行くのと変わらない、LCCとか格安航空券の方が安いですが、お金には代えがたいものがあります。
フルタイムの仕事を、リタイアしたならでは出来る旅です。
ソウル駅では、KTX以外の車両の列車も見かけました。
ソウル駅は東京駅と同じ造りのレンガの旧駅舎がそのまま残っていて、さらに新しい近代的なガラス張りの駅舎が隣同志に。
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